私が初めて腕時計を着けたのは、高校生のときに電車通学をするためでしたね。
初めて着けたのが高校生時代なら、初めて自分の金で腕時計を買ったのも高校生時代。
当時はケータイやスマートフォンなんてなかったですから、自分が知りたいときに時間を知るツールは腕時計一択でした。
それ以来、長きに渡って色々な腕時計を使ってきたのですが、ここ15年くらいで自分の求める腕時計のプロフィールが固定されてきた感があります。
近年買い求めた腕時計はすべて、そのプロフィールになるべく合致するものを選んでいます。
だから外観などは似たようなものになるのですが、プロフィールから大きく外れたものを買っても着ける機会が少ないし飽きるのも早いので、なるべく買わないようにしています。
どうしても欲しくなってしまうときは、安い価格帯~高くとも5,000円まで~で変わり種を探しています。
このくらいの価格帯はけっこう面白いものがあるので、それはそれでいいのですよね。
では私の愛する腕時計のプロフィールはという、これがけっこう細かい注文があるのです。
それゆえ、似たようなものを買うことになってしまうのですが…
備忘録の意味も含めて、メインで使う時計の条件を列挙してみることにします。
1.メタルブレスレット(金属バンド)であること
これは最も譲れないポイントですね。私は革のベルトが嫌いなのです。革ベルトは手入れせずには何年も持たせることが難しく、一ヶ月程も使わない期間があると最悪カビが生えてしまうことがあります。じゃあウレタンなどの樹脂製はどうかというと、フィット感に欠けるものが多く、あまりしょっちゅう使いたいと思えないですね。
2.基本的な三針タイプベースであること
クロノグラフや永久カレンダーなど多針のものも何本か使ったことがあるんですが、結局いちばん見やすいのは時分秒の三針タイプでした。多少他の針が同居していてもいいですが、基本的なデザインは三針タイプであることが望ましいですね。もちろんデジタルもメイン時計としては却下です。
3.ダイヤルはダークであること
ダイヤル(文字盤)はダークなものでできれば黒。譲ってもかなりダークな青、赤、緑あたりでしょうか。明るい色の文字盤は、太陽の下だとまぶしく感じて見にくいので避けています。
4.インデックス(文字)は白であること
文字は白でアラビア数字もしくはローマ数字主体のもの。アプライド(※1)にはこだわらないけど、バーインデックス(※2)だけのものはダメです。もちろん分の目盛りは必須。
5.ハンズ(針)の色は白であること
針の色の基本は金属光沢のない白が望ましいです。ただし秒針だけは別色がいいかな。理想は赤ですけど、白でもかまわないです。ハンズの形はペンシルハンズ(※3)もしくはバートンハンズ(※4)が理想的。私が選ぶ時計はあまりクラシカルなものはないので、華奢なハンズはほとんどないのですが、ドルフィンハンズ(※5)だけはダメ。ドルフィンは見やすいとか言われますが、私はあの重たそうなデザインが大嫌いです。
6.日付表示があること
絶対じゃないけど日付表示が欲しいです。曜日もあればなおけっこう。日針による表示じゃなくて、窓で表示して欲しい。
7.10気圧以上の防水性能があること
私は時計を洗うことがあるのと、日常生活での安全・安心度を高めるために、10気圧以上の防水性能を求めます。
8.電波ソーラー駆動であること
これはここ10年くらいの必須要素。一度電波ソーラーのものを使ってしまうと、もう戻れません。私はミリオタでもありますが、別に日常生活でハッキング(※6)なんてしないから、秒針停止機能なんて時計が正確なら不要です。
9.カーブガラスであること
時計の風防は平面ガラスじゃなくてカーブガラスであることが望ましいですね。太陽光の下では反射を防ぐカーブガラスが有利です。ただ無反射コーティング(※7)は要らないですが。材質はサファイヤ・クリスタルが理想ですが、私は風防にスマホなどに使う液晶保護フィルムを丸くカットして貼り付けるので、普通の無機ガラスでも問題ないです。
10.適度に軽いこと
少し前に多針ではあったもののけっこう食指が動く腕時計があったのですが、カタログで重さを見たらなんと190gブレスレットの駒を調整すればもう少し軽くなるかもですが、さすがにデイリーで使えないと思いました。私としてはメタルブレスレットで120gくらいが理想です。これより重いとかなり気になります。
以上、私の愛する腕時計に要求するプロフィールを列挙しました。
実際、今私が使っている時計の中にも、このすべてを満足している時計が二本あります。
私としては、もう1~2本はこのレベルの時計が欲しいですね。
じゃないと、毎日同じ時計をし続けることになるので飽きるのです
写真はそんな私の理想の時計の一本。シチズンプロマスターです。
※の説明を簡単にします。詳細はググって下されば出てくるものばかりです。
(※1):文字盤の文字がプリントされたものではなく、部品が埋め込んであって立体的になっているもの。
(※2):数字じゃなくて棒(バー)状のインデックス。
(※3):まっすぐな針で先端が鉛筆のように尖ってる形の針。
(※4):ネクタイのような形の針。先は尖っている。
(※5):太めの菱形になっている針。グランドセイコーなどに多く使われている。
(※6):軍が作戦行動する際、隊員が同じ秒での時間を共有するために、秒針を止めて一斉に同じ時刻に合わせること。
(※7):時計の風防ガラスにカメラレンズに施すような反射軽減コーティングをすること。
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by ex_kazaguruma
| 2021-11-03 11:42
| 時計
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