2003年 10月 03日
スピードマスター
腕時計に興味のある人なら、この名前を聞けば必ずわかるというほど有名な時計です。
その名は、「オメガ・スピードマスター・プロフェッショナル」。
数ある時計の中でも、この時計ほど「伝説」に彩られたモデルはないでしょう。
1957年に誕生したこの時計のプロフィールは、機械式手巻きで風防はプレキシガラス(強化プラスチック)、防水は日常生活防水で、クロノグラフ(ストップウォッチ)機能を搭載したものです。
大きさの割りに軽量なこの時計は、もともとモータースポーツ用に開発されたものでした。
そのためケースは何と3重構造になっており、耐震機能も充実しています。
ただ、この機械部分はオメガのオリジナルではなく、クロノグラフの名門であるレマニアとの共同開発製品です。
伝説の一歩は、NASAから始まりました。
NASAはアポロ計画を進める上で、宇宙で使う時計の選択に躍起になっていましたが、新しく開発するには時間がなさ過ぎるため、既存の市販機を流用することにしたのです。
ヒューストン市内の時計店から、20本近い「使えそうな時計」を集めた彼らは、宇宙での使用を想定して、考えられる限りのテストを行ったのでした。
その中には、オメガ・スピードマスター・プロフェッショナルも含まれていました。
ところがそのテストは過酷を極め、壊れて使い物にならなくなる時計が相次いだそうです。
終盤に残ったのは、このスピードマスターを含む2本のみ。
さらにテストを続けていく過程で、最後の1本が脱落してしまいました。
すべてのテストをパスしたのは、このスピードマスターのみです。
これをきっかけにして、スピードマスターはNASAのオフィシャルウォッチとしての地位を確立します。
名声を極めるスピードマスターとオメガ。
当然、虎視眈々とその地位を狙う各国の時計メーカーがいるのは当然のことでした。
公開入札にして、自社の時計もテストに参加させてくれるように、NASAに強く求めたのです。
特に、同じアメリカのメーカーからの要望は根強いものがあったといいます。
彼らは、自国の技術の象徴であるNASAのオフィシャルウォッチがスイス製であることが、許せなかったのかもしれません。
NASAもこれを承諾。オメガからもスピードマスター以外の数本の時計が参加しました。
結果は…。
スピードマスターの地位を脅かす時計は、この地上に存在しないことが再び証明される結果となりました。
同じオメガの時計ですら、このテストに合格することはなかったのです。
もしあなたが、一生使えて丈夫で軽く見やすい時計をお望みなら、ぜひこのオメガ・スピードマスター・プロフェッショナルの購入を考えてください。
3~5年に一回のオーバーホールを施すだけで、100年以上は余裕で使えるはずです。
その名は、「オメガ・スピードマスター・プロフェッショナル」。
数ある時計の中でも、この時計ほど「伝説」に彩られたモデルはないでしょう。
1957年に誕生したこの時計のプロフィールは、機械式手巻きで風防はプレキシガラス(強化プラスチック)、防水は日常生活防水で、クロノグラフ(ストップウォッチ)機能を搭載したものです。
大きさの割りに軽量なこの時計は、もともとモータースポーツ用に開発されたものでした。
そのためケースは何と3重構造になっており、耐震機能も充実しています。
ただ、この機械部分はオメガのオリジナルではなく、クロノグラフの名門であるレマニアとの共同開発製品です。
伝説の一歩は、NASAから始まりました。
NASAはアポロ計画を進める上で、宇宙で使う時計の選択に躍起になっていましたが、新しく開発するには時間がなさ過ぎるため、既存の市販機を流用することにしたのです。
ヒューストン市内の時計店から、20本近い「使えそうな時計」を集めた彼らは、宇宙での使用を想定して、考えられる限りのテストを行ったのでした。
その中には、オメガ・スピードマスター・プロフェッショナルも含まれていました。
ところがそのテストは過酷を極め、壊れて使い物にならなくなる時計が相次いだそうです。
終盤に残ったのは、このスピードマスターを含む2本のみ。
さらにテストを続けていく過程で、最後の1本が脱落してしまいました。
すべてのテストをパスしたのは、このスピードマスターのみです。
これをきっかけにして、スピードマスターはNASAのオフィシャルウォッチとしての地位を確立します。
名声を極めるスピードマスターとオメガ。
当然、虎視眈々とその地位を狙う各国の時計メーカーがいるのは当然のことでした。
公開入札にして、自社の時計もテストに参加させてくれるように、NASAに強く求めたのです。
特に、同じアメリカのメーカーからの要望は根強いものがあったといいます。
彼らは、自国の技術の象徴であるNASAのオフィシャルウォッチがスイス製であることが、許せなかったのかもしれません。
NASAもこれを承諾。オメガからもスピードマスター以外の数本の時計が参加しました。
結果は…。
スピードマスターの地位を脅かす時計は、この地上に存在しないことが再び証明される結果となりました。
同じオメガの時計ですら、このテストに合格することはなかったのです。
もしあなたが、一生使えて丈夫で軽く見やすい時計をお望みなら、ぜひこのオメガ・スピードマスター・プロフェッショナルの購入を考えてください。
3~5年に一回のオーバーホールを施すだけで、100年以上は余裕で使えるはずです。
by ex_kazaguruma
| 2003-10-03 10:00
| 時計
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