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虹色のかざぐるま windmuehle.exblog.jp

思いつくことを思いついたときに。心のかざぐるまをまわそう。


by ex_kazaguruma
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ペットボトル緑茶(その2)

 ペットボトル緑茶のお話、第2弾です。

 ペットボトル緑茶にはラベルにあるとおりビタミンCが添加されています。企業側は「栄養補填のために入れている」と主張しているようですが実際はまったく違っていて、酸化防止剤以外の期待はされていません。ましてやこのビタミンCは緑茶由来のものではなく合成品なのです。
 ビタミンCは非常に酸化しやすい物質であることを利用して、緑茶に入れると緑茶成分が酸化する前に自身が酸化して緑茶成分の酸化(劣化)を防ぐというメカニズムです。ところがビタミンCが酸化すると栄養素としてのファクターはゼロになるばかりか、場合によっては過酸化水素などの発ガン物質を発生させるという性質を持っていますので注意が必要です。
 ほんの一部のお茶飲料ではビタミンCの添加がされていない商品もあるようですので、気になる人は探してみてはいかがでしょうか(“緑茶”ではほぼ全滅だと思いますが)。

 ペットボトル緑茶には普通のお茶飲料よりもシビアな面があります。それは「透明感を持続せねばならない」ということですね。実際、ある企業では缶入りのお茶飲料とペットボトルのお茶飲料では異なるプロセスで製造しているということを発表していました。ペットボトル飲料では更なる透明感を出すために特殊なフィルターを通して不純物を取り除き、高い透明感が長く持続できるようにしていたのです。
 お茶の成分が濁らないようにするには成分の安定化も大事です。
 そのために添加されているのが合成界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウムなど)です。ペットボトルのお茶って振るとなかなか消えない泡が出ますよね。こちらもわざわざ「界面活性剤無使用」と謳っている商品があるので、逆に言えば、ほぼ全ての商品で使用していると思って間違いないでしょう。

 食品表示には「キャリーオーバー」と呼ばれる「一定量以下の使用量では表示しなくてよい」というルールがあるのをうまく使っているんですよ。(香料にしても界面活性剤にしても使用“量”は微量)
 つまり“威力を増した材料をほんの少し使う”というやり方をしているんです。(あくまで量を問題にしているため)
 お茶飲料は量を飲むため、長年にわたって飲み続けたときの影響は少なくないと思います。
 やはりお茶は地場産のお茶を自分で入れるのがいちばんおいしいし、安全だということになるでしょう。
Commented at 2010-05-04 21:30 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ex_kazaguruma at 2010-05-04 21:42
>ルーキャスさん
 ありがとうございます。前はちょくちょくのぞいていたんですが、最近トンとできずで…
 ちょっとのぞいてきます(^^)
Commented by bella8 at 2010-05-04 22:30
早速、遊びに来ました!

そうなんですか、驚きました。
私は九州の阿蘇から「万能茶」のお茶をやかんで麦茶のように煮だして、冷たく冷やし、それをペットボトルの空きビンに入れて持って行っています。
お陰で何年も風邪ひとつひかなく元気にしています。

便利な世の中になったと喜んでいられませんね。
水のペットボトルは大丈夫なの?

そうそう、リンクさせて頂きました。
また、遊びにきますね。

Commented by ex_kazaguruma at 2010-05-05 00:42
>ベラさん
 ご訪問、ありがとうございます。
 このブログはいわゆるごった煮の情報サイトみたいな感じですが、よろしくお願いします。
 水のペットボトルは今度調査します。な~んかありそうな気がしますねぇ。
by ex_kazaguruma | 2010-05-04 11:52 | 料理・食べ物 | Comments(4)