虹色のかざぐるま windmuehle.exblog.jp

思いつくことを思いついたときに。心のかざぐるまをまわそう。


by ex_kazaguruma
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<   2008年 01月 ( 3 )   > この月の画像一覧

 これから書くことは全く私の私見であり、資料的価値はゼロであることを断っておく。 (以下、口語)

《ひつまぶしの紹介》
 ひつまぶし、って料理を知ってます?
 おひつに入れたご飯の上に関西風に焼いたうなぎを2cmほどの幅に刻んだものを並べて、しゃもじで適当に混ぜてからお茶碗によそって食べる料理ですな。
 「櫃塗し」から「ひつまぶし」になったと云われている。

《食べ方に思う》
 店によっても多少ちがうけど、食べ方の「作法」は概ね以下のように紹介されている。
1.出てきたひつまぶしを、しゃもじで適当にザクザクと混ぜる。
2.お茶碗に適量よそう。(ひつまぶしの一人前はお茶碗3~4杯分相当というのが普通)
3.一杯目はそのまま食べる。
4.二杯目は薬味(海苔、シソ、アサツキなど店によって違う)を適当に混ぜて食べる。
5.三杯目は薬味を混ぜたものにお茶(肝吸いのような出し汁のところもある)を注いで、お茶漬け風にして食べる。
6.四杯目(が食べられれば)はお好きなように。
7.ごちそうさま。
 と、だいたいこうなる。
 仲居さんが出張ってきて食べ方の指南をしてくれる店はまだしも、店のあちこちに『正しい食べ方』を貼りまくっていて、それを客に守らせるというウザイ店もある。
 そんなもの、たかが料理だろう。上記手順など守らなくても食べたいように食べればいいんだよ。
客の勝手だろ!?そんなの!!ヾ(*`Д´)ノ
 個人的には薬味を混ぜ込んだものがいちばん好きなので、最初から最後までこの食べ方をしてるな。

《おもてなし御用達》
 私は名古屋に来た友人をもてなすときなどに、たまに食べることがある。
 何しろ、名古屋で唯一、まとも?に美味いと感じる料理であるからだな。
 ただ、うなぎの「焼き」は関西風なので、柔らかい関東風に慣れた方の口には合わない場合もある。
→ひつまぶしなんて、しゃもじでザクザク混ぜちゃうから、蒸しの入った関東風のうなぎじゃミンチになって、美味くもなんともなくなるだろう。

《発祥と発展》
 ひつまぶしは少なくとも関東ではこの形で生まれなかったろうと思う。
 上にも書いたけど、皮のパリッとした関西風の焼きでないと美味しさが出ないからだな。
 言い換えれば「関西風うなぎ食文化圏」では、どこでもこのような食べ方が発生する可能性があり、どこどこが発祥などというのは「言ったもん勝ち」の世界であることがわかる。
 事実、ひつまぶし発祥に関しては複数の説があるんだな。
 店の特定まではされていないが、まず大阪という説。
 関西風焼きの中心地なれば当然だろうな。それと三重だという説もある。
 三重も概ね関西風焼きの文化圏だ。
 が、最も多く云われていて有名(ここでは有力とかの言葉を使わない)なのが名古屋だ。
 店も特定されていて、ひとつは「いば昇」、もうひとつは「蓬莱軒」。
 ここで話は突然、店の詳細に飛ぶ(笑)。

《いば昇の横顔》
 どちらも名店だけど、その成り立ちはずいぶん違う。
 いば昇は明治創業で、生粋のうなぎ専門店。
 初代の店主が独立して店をかまえた時、「これでやっと俺の居場所ができた。」ということから「いば昇」という屋号を付けたことは知る人ぞ知るだ。
 現在は五代目の店主が仕切っているが、ひつまぶしはここの先々代(三代目:木村のじっちゃん)が戦前に考え出した料理。
 質の不ぞろいなうなぎを、美味しく食べられるようにと考案されたものらしいね。(もともと、まかない料理だったという説がある)
 ここを訪れる客の多くはひつまぶしを注文するらしいが、店主に職人としての立場から言わせると「うなぎは上品な料理じゃないから、丼がいちばん美味いんだよ。」ということだそうな。
 ここのうなぎはややカリカリした感じで、名古屋では辛めの味付け。
 丼は供されたらすぐには食べずに、フタをして1~2分蒸らしたほうがより美味しいかもしれない。

《蓬莱軒の横顔》
 一方、蓬莱軒も明治創業だが、もともと日本料理店(料亭)だったところが、現在はひつまぶし専門店になってしまっている。
 ひつまぶしはこの店で、酒席の最後に食事物(シメ)として出されていた料理だそうな。
 今じゃ来る客の99%がひつまぶしを注文していると思う。
 まず、名古屋でひつまぶしがこれほどまでに持てはやされているのは、何といってもこの店の功績が大きい。
 何しろひつまぶしを失ったら、この店の存在価値などゼロになってしまうのだ。
 そりゃ、力の入れ具合は「いば昇」の比じゃないだろうな。
 私は『この店のひつまぶし』は名古屋でトップクラスに美味いと思うが、『この店(の女将)』が大嫌いである。
 このオカタ、いわゆる出しゃばりで店のコマーシャルフォトなどにも写っている(ーー; またツレからこんな話も聞いた。
 以前、俺のツレが知り合いの歌舞伎俳優(かなり有名人)といっしょにこの店を訪れたとき、例によって女将登場。
 少し会話をして引っ込んだと思ったら、今度はおしぼりを交換に来たらしい。
 その時、なんと着物を着替えているというスゴサ。
 ツレは完全に呆れ返ったという(笑)。
 で、話はまたひつまぶしに戻る!

《登録商標!?》
 この女将は何と「ひつまぶし」を登録商標にしてしまった。
 時はバブル全盛期の1987年。
 もうすでに名古屋では「ひつまぶし」など一般名詞に等しい言葉で、商標法によって保護するもんじゃないだろう?
 いったい何を考えているんだか。
 和食チェーンなどでも「ひつまぶし」は普通にメニューに組み込まれていたので、そりゃ商標登録が発覚したときにゃびっくりししただろうさ。
 中にはきわどく「ひつまむし」などと表記している店もある。
 商標法では、1987年以前からひつまぶしを出している店は、それを差し止めることはできないようだが、新たに出すところは使えない(使うときはロイヤリティが必要?)。
 まぁ、すでに一般名詞化しているので、蓬莱軒が訴えたところで差し止められる可能性は100%ではないと思うけどね。
 こんなことも、いかにこの店がひつまぶしに頼り切っているかを示す出来事だ。

《発祥との関連》
 蓬莱軒の狙いはもう一つある。
 それは、以下のような論法を引き出すことにあると思う。

 ひつまぶしを登録商標にしているのだから、当然ひつまぶしの発祥は蓬莱軒であり、元祖中の元祖である。
 よって蓬莱軒以外のひつまぶしは「ニセモノ」とも呼べるものであり、ホンモノは蓬莱軒でしか味わえない。
 つまり「ホンモノ=蓬莱軒のひつまぶしが最も美味い」という結論が導き出される。

 私は蓬莱軒のひつまぶしは美味い部類に入ると思う。
 ただね。
 名古屋でひつまぶしを出している店なんて星の数ほどあるんだよ。
 それぞれが工夫に工夫を重ねて、自分の店の味を出しているわけ。
 中にはいば昇のように、「いちばん美味いのは、うな丼」だと言い切っている店もある。
 キチンと作られた料理にホンモノもニセモノもない。すべてホンモノだよ。
 名古屋に来たら、キチンと名古屋の食べ処を知っている人~ジモティとは限らない~に紹介してもらうのがいいと思うな。
 「威厳」とか「発祥」の文字に弱いのは誰しもあるけど、料理なんて自分の口に入るものだから、自分の舌でクールに判断するべきものだと思うよ。
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by ex_kazaguruma | 2008-01-19 10:00 | 料理・食べ物 | Comments(2)

初詣に思う

 元旦に近くの神社に初詣してきた。
 小さな神社なのだが、けっこうな人出。賽銭箱の前は(大げさだが)おしくらまんじゅう状態だった。
 自分も何とかお参りしたのだが、それにしても気になるのは「参拝方法の無知」なる人が多すぎるということ。
 年齢なんか関係ないね。孫を抱いてるような年配者でも全然ダメ。
 いわんや若者をや!
 まぁ、親ができてないから子供ができるはずもないか…

 だいたいね、境内に入ったら、帽子とサングラスくらいはずせよ!
 そんなの基本中の基本。当たり前じゃないのか!?
 近くの神社は出雲大社のように特別な参拝方法(※)を示していないので、一般的な「二拝、二拍手、一拝」でいいのだが、こんな基本的なこともできてないんだな…

 怪しげなサングラスにニット帽を被ったままの姿で、手水舎にも寄らず、いきなり拝殿の前へ進んで賽銭を投げ入れたかと思いきや、2回手を打って、そのままずかずかと参道のど真ん中を通って帰る。

 こんなのがほとんどだから、神様もさぞかしあきれ返っておられることだろう。
 俺が神様なら、こんな参拝する奴の願い事なんか絶対にかなえてやらん!

(※)出雲大社では「二拝、四拍手、一拝」。
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by ex_kazaguruma | 2008-01-03 09:34 | 日々雑感 | Comments(3)

謹賀新年

新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
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by ex_kazaguruma | 2008-01-01 12:35 | 日々雑感 | Comments(2)