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思いつくことを思いついたときに。心のかざぐるまをまわそう。


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カテゴリ:時計( 18 )

謹賀新年

みなさま、新年明けましておめでとうございます。
本年も、当ブログをよろしくお願いいたします。


さて、本日午前9:00に「うるう秒」が挿入されました。
うるう秒とは、地球の自転とセシウム原子時計の差分を埋めるために、計画的に挿入する時間差分です。
調整という意味では、加算と減算の両方が考えられるのですが、近年では地球の自転が遅くなっているという理由で、「一秒の加算」が主流になってます。

今年は、1月1日 午前8:59:59の次に、8:59:60秒が挿入されました。
以前は、100秒前から1/100ずつ挿入していましたが、近年ではいきなり1秒挿入するようになったようです。

私の2つある電波時計も、現在異なる(1秒違い)時間を刻んでいます。
ひとつは9:00以降に時刻合わせ(受信)したもの、もうひとつは午前4:00頃に自動調整したままのものです。
もちろん、明日になれば朝方の自動調整で両方とも同じ時間を刻みます。
めったに見られない光景を楽しみたいと思います。


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by ex_kazaguruma | 2017-01-01 20:00 | 時計 | Comments(2)

腕時計のロマンと実用性

 今回の記事は、セイコーのフラッグシップ、グランドセイコーの一部に採用されているスプリングドライブについて、あまり肯定的なことが書かれていません。
 以降はそのことについて気にしない人だけ読み進まれることをおススメします。

気にしない人はこちら
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by ex_kazaguruma | 2016-01-04 11:30 | 時計 | Comments(1)
 先日、知り合いの若者から腕時計について相談を受けました。
 なんでも「社会人になってある程度年数が経ったので『それなりの腕時計』が欲しい」とのこと。予算はだいたい20~40万円くらいで、できれば一生モノの機械式腕時計を、ということでした。おそらくこのような考えを持つ若い人は少なくないと思うので、機械式腕時計を持つということについて少し書いてみたいと思います。

 私は機械式腕時計を買う人に、「買う」のではなく「飼う」んですよ、と話しています。
 たとえば小動物を飼う場合にも、彼らといっしょに暮らすためには相応のお金がかかりますよね。この経費をまったく無視して小動物を飼ったりする人はいないと思います。
 一方、機械式腕時計(以下、メカ時計と呼称)を購入する方は、購入後の経費をあまり計算しておられない方が少なくないと感じます。メカ時計はクォーツ式と違って1~3年ごとの電池交換は必要ありませんが、代わりに3~5年ごとのオーバーホール(分解掃除)が必要になります。
 メカ時計は非常に精密な心臓部を持っていますので、ここの油切れ(もしくは油の劣化)は致命傷となります。中には7~8年間も何の調整をしない人もいますが、こういう方のメカ時計の心臓部は確実に劣化しています。おそらく次に故障した際、たとえ修理してももう初期状態の精度を出すことは不可能になっているかもしれません。

 ではこのオーバーホール費用、いったいどれくらい見積もればよいのでしょうか。
 たとえばロレックスだと、デイトジャストなど3針の基本モデルを日本ロレックスへ依頼すると、2012年現在でおおよそ35,000円~40,000円は最低限必要になるようです。ただ、ロレックスの場合は完全な防水検査と全体の研磨をしてくれてこの値段です。もちろん部品の交換などがあればその分が上乗せされていきます。行きつけの時計屋さんに聞いたところ、ロレックスに限らずスイスのメーカーはどこもこれくらいの修理最低価格が必要となるみたいですね。

 ちなみに、その店のあるお客さんの話ですが、父親から譲ってもらった20年ほど前のロレックス(おそらくデイトジャストか)が気に入っていて、なんとか修理して使いたいということでお店に持ち込まれたそうです。そのお客さんは日本ロレックスで修理したいとの意向でしたので、見積もりを取ったところ、修理費用は100,000円!ということでした。さらに時計のブレスレット(バンド)が伸びてヘタっているので交換を勧められましたが、この費用が別に30,000円。よって理想的な状態にする修理費用は130,000円ということになったそう。お客さんは「それなら自分で日本ロレックスへ持ち込む。」と言ったそうですが、店主は店ルートでも個人ルートでも値段は同じだと説明したそうです。
 最終的にそのお客さんは修理を諦めてしまったそうです。

 これがメカ時計を使う上での現実なんですよ。
 ネットで検索すると日本ロレックスより安く修理してくれるところもありますが、それでも最低費用は20,000円近くになると思います。また、この価格はスタンダードな3針のタイプですから、多針で複雑なクロノグラフタイプなどになると倍程度が見込まれますね。友人がブライトリングのクロノマットの修理見積もりを取ったとき、80,000円だと言われたことがありました。もちろんこの時計は故障しているわけではなく、彼が毎日使っていたものです。
 私も最近、3針のオメガのメカ時計を修理に出しました。店側の話では、特に錆びている箇所もなくキレイな状態で注油と調整を行ったと言ってましたが、それでも20,000円近い費用がかかりましたね。

メカ時計を使う上での注意を、時計店の店主から聞いた言葉を交えてまとめておきます。
・時計の修理には、購入価格に関係なく最低限の費用がかかります。
・修理費用の違いは時計の価格ではなくタイプによる。多針の複雑時計などは高額。
・メカ時計を長く使うのに一番よい方法は、長期間止めずに動かし続けることです。
・決まった間隔でのオーバーホールを欠かさないこと。
・普段は仕舞っておいて、あるときにだけ動かすという使い方は最もメカ時計の寿命を縮めます。
・プロがメカを見れば、時計のメンテナンス状況は一目瞭然です。

そして最後に、
・修理の価格に文句言う(納得できない)人は、メカ時計なんて持っちゃダメ!
 メンテナンス費用を捻出するのがイヤな人は、使えるだけ使って捨てるくらいの覚悟で。
だそうです。
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by ex_kazaguruma | 2012-12-01 12:00 | 時計 | Comments(2)
 私は今まで、価格帯としてはおおよそ¥50,000 程度の腕時計を多く使用していました。一部¥200,000を超えるものもある一方で、¥10,000以下の廉価なALBAやG-Shock、その他Timexなどのピンレバーウォッチなども幅広く使用経験ありというところです。いくつかある時計にはやはり傷んでくるものもあり、修理にけっこうなお金がかかるものもあります。

 一ヶ月ほど前、カジュアル用に使っていた20年も前のセイコーの修理もそんな感じでしたので、それなら新調しようとカシオのソーラー電波時計を買ってみました。表題がその品番なんですが、カシオのHPを見ると定価は税込み¥22,050。ネットではサイトや時期によって変動があるものの、おおよそ¥10,000 以下で購入できる商品です。
 使用して一ヶ月ほどになりましたので、以下、各要素に渡って自分なりのレビューをしてみたいと思います。

◆機能・性能
 三針、10気圧防水、標準電波同期、ソーラーセルによる発電方式。
 このあたりはカシオのHPをご覧下さい。

◆重さ
 122gとメタルブレスなのでやや重めなのは仕方ないですが、大き目の時計を使ってきた方ならさほど気にならないかと思います。厚みもこの手の時計の中では薄型だと思います。

◆ダイアル
 デザインは好みがあるでしょうが、黒いダイアルに大きく白いインデクスで太いハンズ(針)とともに非常に見やすいです。明るい蓄光塗料が塗布してあるので、部屋の明かりを消してもしばらくは大丈夫でしょう。
 屋内・屋外ともに見やすいです。
 なお運針は、秒針が1秒ステップ運針。分針は10秒ごとのステップ運針です。

◆風防
 普通のミネラルガラスですが、カーブガラスですので直射日光の下でも比較的見やすいですね。ただサファイアガラスと違って傷が付きやすいので、そのあたりは注意が必要ですし、必要なら何らかの保護策を講じたほうがいいです。
 自分は携帯電話用の液晶保護フィルムを丸くカットして貼ってます。

◆ベゼル
 樹脂製で、ダイバーのように回転しない固定式のベゼルです。
 ここには傷が付きやすいので注意が必要です。
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◆ブレス(ベルト)
 片側三つ折れで横からプッシュしてリリースする方式のステンレス製です。
 通常、美錠にバネ棒を止める箇所が3~4箇所あって、ひとコマ以下分の微調整ができるようになっているのですが、この時計は2箇所のみ。これだとコマを足すとバネ棒を一つ詰めても緩かったり、逆にコマを外すとバネ棒を一つ外へ離してもキツかったりと、合わなくなる人が出る可能性が高いです。
 少なくともバネ棒の止める箇所はあと2箇所(計4箇所)程度は欲しいところです。
 この美錠も滑らかさに欠けるので、服に引っかかるようなことがあります。
 合わない人は思い切ってベルトを交換してしまうのも手でしょう。バンビなどの専門メーカー品なら安くてもいいものがありますし、皮やクロスのベルトにすれば重量がいきなり半分程度になると思います。
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◆ケース
 オールステンレスで、ブレスとともに非常に細かな梨地仕上げになっていてマットな感じです。全体はグレー調の色あい。
 バック(裏蓋)はスクリュー式ではなく4本のビス止め。2つあるボタンも内部的にパッキンで保護しているだけのようですから、普通の日常生活防水が若干強化された程度と考えるほうがいいです。
 ちなみに私はスクリューロックのリューズやボタン、そしてスクリューバックを備えてない時計の防水性能はすべて日常生活防水程度と思っています。
 またケースもブレスレットも仕上げが雑です。美錠を止める際、この手のものは少しの力で押すだけで「カチッ」といい音がして止まるのですが、この時計はかなり渋い(固い)ですね。おそらくこのあたりの工作精度が出ていないせいだと思います。
 ケースも滑らかな仕上がりは見るべくもなく、指先でケースをさわると角の部分などはちょっと引っかかる感じすらします。またベルトもコマ同士の遊びが多い感じで、安物感があります。
 このケースやブレスレットは傷が付きやすいです。表面が柔らかいのでしょうね。
 仕事などでハードに使う人は覚悟しておいたほうがいいです。
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◆メンテナンス
 実は電池交換が必要です。
 カシオのソーラー時計は中に蓄電用の二次バッテリーと呼ばれるリチウム電池を持っていて、この電池の寿命がおおよそ5~6年程度だそうです。
 キャリバー(機械部)のメンテナンスも5~6年に一度くらいはしたほうがいいでしょう。
 ソーラー電波時計ということでメンテナンスフリーのように思うかもしれませんが、そんなことはなく、通常のクォーツ時計と同じですね。メンテナンスフリーなのは時刻合わせだけです(この機種は国内のみ同期)。

◆総評
 やや重いと感じる向きがあろうかと思いますが、機能的には必要十分な時計だと思います。ただベルトなど安っぽいのは仕方ないとしても、その仕上げが想像していたよりもずっと雑ですね。とても定価の価値は見出せないと思いました。¥10,000以下の売価なら、まぁ納得できるかな、という感じです。
 機能・性能で割り切れる人で、ダイアルの見やすい時計をお探しなら、この時計(もしくはこのシリーズ)はおススメできます。が、私のように中堅クラス(¥50,000~¥100,000程度)の時計の代わりにしようとされている方には、決しておススメしません。
 できれば現在ある時計を修理・オーバーホールして使い続けられるほうが賢明だと思います。
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by ex_kazaguruma | 2011-10-29 11:08 | 時計 | Comments(0)

意外なものの寿命

 私の愛用している時計のベルトは金属製のブレスレットタイプのものが多い。
 革製やプラスチック製に比べて長持ちするのが理由のひとつだが、汚れに強いのと着けたとき金属独特のひんやりした感じがまた好きでもあるからだ。
 つい先日、そのベルトからコマとコマをつないでいるピン(割りピンと呼ぶ)が飛び出しているのに気が付いた。もちろん、そのまま放っておけばベルトが途中で外れてしまう。
 よーく見てみると、割りピンの「片方」が途中で折れてしまっていた。
 このままではダメなので近くの時計屋さんに持ち込むと、意外な答えが返ってきた。
 「ああ、割りピンの寿命ですね。」

 私はかなり驚いた。割りピンに寿命なんかあるんだ…
 時計屋の店主によると、割りピンには寿命があって定期的にメンテナンス(交換)しなければならないそうだ。
 調べてもらったら、この一本以外にも2本ほど寿命が尽きそうなのがあるらしいが、とりあえず今回はそのままにしておいた。
 意外なものに寿命があるのに、びっくりした次第である。
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by ex_kazaguruma | 2009-01-24 16:09 | 時計 | Comments(0)
 クロノグラフの発展版に、スプリット・セコンドというのがあります。
 文字通り、「秒針が割れる」んですよ(笑)。
 つまり、クロノグラフ・ウォッチの秒針(時計の中心に付いている長い秒針~通常秒針ではない~)に一工夫して、途中経過時間をマーキングできるようにしたものです。
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 動きはこうです。
 まず、計測開始。
 リセット状態から、スタートボタンを押すと、2つあるクロノグラフ秒針が重なるように動き出します。
 で、途中経過を知りたいときに、ボタンを押します(専用のボタンがあったりスタートボタンと兼用していたりします)。
 するとその瞬間、途中経過秒針(フライバック・セコンドと呼びます)が停止しますが、クロノグラフ秒針は動き続けるのです。
 さらにボタンを押すと、フライバック・セコンドはクロノグラフ秒針に瞬時に追いつき、再び2つ重なって経過秒を計測し続けます。

 ただでさえ複雑なクロノグラフ機構に、さらに30個以上の部品を追加して、このスプリット・セコンド・クロノグラフはできています。
 確かに、専用のエボウシュもあるにはありますが、並みの技術力で調整・組み込みすることは不可能で、お値段もかなり高いものになっています。

 東京オリンピックでは、このスプリットセコンドのストップウォッチ(腕時計ではない)が、公式時計として活躍しました。
 スプリット・セコンドも、当初はこのような「実用品」だったようですが、今となっては言い方はよくないが、時計マニアの「高級なオモチャ」になっていることは確かです。

 クロノグラフ・ウォッチよりは高価で、数も少ないですが、決して雲の上ほど高いものでもありません。
 時計マニアなら、ぜひ1本は欲しいところですね。
(写真はオメガ スピードマスター・スプリット・セコンド・クロノグラフ 3540.50)
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by ex_kazaguruma | 2003-10-28 10:00 | 時計 | Comments(0)

クロノグラフ

 複雑時計と呼ばれる機能の一つに、クロノグラフというものがあります。
 わかりやすく言ってしまえば、「普通の時計にストップウォッチ機能がくっついている時計」ということです。
 いうのは簡単ですが、その機構は複雑怪奇となっています。
 だって、クロノグラフ・ウォッチは「普通に時を刻む時計」「操作する人が勝手にスタート・ストップ・リセットができる時計」を、同じ一つの機械で実現しているんですよ。
 つまり動力を同じくした2つの異なる機構(目的)を持つ時計が、同居しているわけですよね。

 腕時計の世界では、クロノグラフウォッチは人気が高いのですが、やや希少性にかける嫌いがありますね。
 このクロノグラフの機能を持つ機械(エボウシュと呼ぶ)には、専門の会社(エボウシュ・メーカーと呼ぶ)があって、完成した時計を売る会社(オメガやロレックスなど)は、このいわば既製品を流用して自社のクロノグラフウォッチを作っている場合が多いのです。
 ただ、流用の仕方もピンキリで、簡単なリファインを施してほとんどそのまま載せているものから、原型を留めないほど変化させているものまであります。

エボウシュの有名どこを幾つかあげてみると…

・ETA 7750
 昔はバルジューと呼ばれていました。(今はETA社に吸収合併された)
 7750/C, 7751など、いろんなバリエーションがあります。
 ブライトリング・クロノマットや、ホイヤーS/ELクロノ、フォーティス・クロノなど、この機械を搭載しているクロノグラフは多く、また名機も多くあります。

・レマニア 5100
 24時間針を持っているのが特徴。
 ジンの軍用クロノグラフや、初期のスピードマスターオートマチックに搭載されています。
 一時期生産中止になりましたが、メーカや軍からの圧力(?)で、生産再開されました。

・ゼニス エル・プリメロ
 世界初のオートマチック・クロノグラフ・ムーブメントです。
 量産エボウシュではもっとも振動数が多く(1時間に36,000振動)、精度が期待できる機械です。
 ロレックスの現行デイトナに搭載されているので有名ですが、もちろんゼニスのクロノグラフにも使われています。

 他の複雑時計に比べて、手に入れやすいといわれているクロノグラフ。
 もし、機会があれば手にとって操作してみてくださいね。
 腕時計本体の分厚さに、びっくりされるかもしれませんが…(笑)

(写真はエル・プリメロ、キャリバー400。これを見たら、絶対にガチャンと落とすことなんてできないですよね)
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by ex_kazaguruma | 2003-10-26 10:00 | 時計 | Comments(0)

電波時計

 ここ数年、電波時計というのが注目を集めています。
 「狂わない時計」とよく言われていますが、これいったいどうなってるんでしょうか?

■そもそもこの電波って?
 日本では以前、茨城県三和町にあるNTT名崎送信所(映画「ガメラ2」で一躍有名になりましたね)から実験的に時刻の標準電波が送信されていたのですが、現在では福島県の「おおたかどや山送信所」と佐賀県と福岡県の県境にある「はがね山送信所」という、二ヶ所の標準電波送信所が稼動しています。
 電波は長波で、遠距離でも安定した受信状態が期待できます。
 この電波に乗せる時刻は、東京の小金井市にあるセシウム原子時計を基準に作成されているんですよ。
 このセシウム原子時計の精度は年々向上しており、今や15ケタの誤差(500万年に1秒)以下に抑えられています。
 よって、われわれの日常生活においては「狂わない時計」といっても、差し支えないでしょう。

■電波時計とは?
 電波時計は「時刻の自己修正機能」を持った時計のことです。
 一定周期(一日一回とか一時間に一回とか)に、時刻の標準電波を捉えて、それに自分自身を合わせます。
 ただ、電波なので受信できない場合もあります。
 その場合は、一般のクォーツ時計の精度で時を刻みます。
 最初は、置時計などの大きなものしかなかったんですが、近年では受信機の小型化や省電力化が実現され、腕時計でもたくさんの種類が出回っています。
 原理的にはデジタル時計の方が実現しやすいと思われますが、アナログもあります。
 (というより、置時計ではアナログが最初だったような気がする)

■広い応用範囲
 腕時計・置時計だけでなく、街角にある時計や家庭内の電化製品、携帯電話、自動車のナビの時刻など、非常に広い応用範囲がありますね。
 一般に時計には2つのメンテナンス(オーバーホール(電池交換含む)と時刻合わせ)が必要だったんですが、電波時計は時刻合わせのメンテをなくしてくれました。
 最近ではソーラー+デジタル表示+電波時計などという、究極のメンテナンスフリーの時計も出現しています。
 ある意味、時計の大きなトレンドになっているのは間違いありません。
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by ex_kazaguruma | 2003-10-25 10:00 | 時計 | Comments(0)

ミニッツ・リピーター

 ミニッツ・リピーターとは、日本語で「引き打ち機構」と訳される。
 つまり、暗がりでも時刻がわかるように、音で時刻を教えてくれるものなのである。
 ミニッツ・リピーターの歴史は古く、既に18世紀の懐中時計には組み込まれているものが存在した。

 では、どうやって時刻を知らせてくれるのだろうか?
 これには、なかなか興味深い機構が組み込まれているのである。
 現代の一般的なミニッツ・リピーターには、音の違う2つの鐘(ゴング)が内蔵されている。
 仮にこの2つを、AとBと名づけよう。
 時計を操作する人が、「今何時かな?」と思って、時計のボディーにあるボタンを押すと、この2つのゴングが組み合わさって鳴り、時刻を知らせてくれるのである。
 例えば、現在1:18だとしよう。
 ここでボタンを押すと、A,B2つの鐘は、次のように鳴るのだ。
 (A,A+B,B,B,B)
 つまり、Aのゴングは「時」を、A+Bが同時に鳴ると「15分」を、Bのゴングは、端数の「分」を表現する。
 例えば、8:52だとすると、
 (A,A,A,A,A,A,A,A,A+B,A+B,A+B,B,B,B,B,B,B,B)
 と鳴る。

 もともと、毎正時に鳴る時報の機能が発展して、懐中時計に組み込まれたものだが、もちろん、腕時計にもある。
 ただこの機能は、一般に大きい時計のほうがいい音が鳴る(共鳴するのが時計のケースのため)ので、腕時計の場合はちょっと分が悪いのである。
 そのため腕時計の場合は、ケースを大振りなものにすることと、その素材でカバーする場合が多い。
 どうやら、ミニッツ・リピータを搭載した腕時計にプラチナ・ケースやイエロー・ゴールド・ケースが多いのは、そのあたりに理由があるようだ。

 ミニッツ・リピータを搭載した腕時計は、その機構の複雑さもさることながら、ケースの素材でもさらなる高値を呼ぶ結果になる。(¥10,000,000以上は普通であるようだ)
 さらにオーデマ・ピゲなどには、2打音だけでなく何と3打音のウルトラ・メカを持つミニッツ・リピーターまであるのだ。

 あなたが時計のフェアなどで、もしミニッツ・リピータを見る機会があったとき、可能であればぜひ係の人に音を鳴らしてもらってほしい。
 ほんの数十秒だが、あなたの耳は、その高貴な音色に引き込まれることだろう。
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by ex_kazaguruma | 2003-10-14 10:00 | 時計 | Comments(0)

複雑時計

 機械式時計の中で、特に複雑な機構を採用しているものを「複雑時計」と呼ぶことがあります。
 (英語では「コンプリケーション」、フランス語では「コンプリカシオン」と呼びます)
 一般に、次のいくつかの機構をひとつでも採用しているものを、複雑時計と呼ぶようです。
 ・クロノグラフ機能
 ・トゥールビヨン
 ・永久カレンダー機能
 ・ミニッツ・リピータ
 などです。(他にもある)

 それぞれの機能を簡単に説明すると…
 ・クロノグラフ機能
 自由にスタート・ストップ、リセットができる別時計(つまりストップウォッチ)が組み込まれているものです。
 2つの時計がひとつの時計の中に詰め込まれていると考えてもいいでしょう。
 もちろん、クロノグラフ機能を使用中も、普通の時刻は狂わずに刻み続けます。

 ・トゥールビヨン
 時計の姿勢差を補正するために、脱進器自体を回転させる機構。
 作成には高度な技術が必要ですが、この機構を組み込んだ機械は非常に美しいものになります。

 ・永久カレンダー
 閏年の補正をせずに、日付を正確に刻み続けるもの。
 デジタル時計では常識ですが、機械式時計では非常に複雑な機械式プログラムが必要となります。
 中には、将来的に機械のプログラム(つまり歯車)を変更(西暦2100年に対応)できるタイプのものもあります。

 ・ミニッツ・リピータ
 今の時刻(時分)を音で知らせてくれるものです。
 時計の中に、2つのチャイムを内蔵していて、その組み合わせで時刻を教えてくれます。
 バリアフリーかともいえますが、基本的には金持ちのおもちゃ(道楽)でしょう。

 クロノグラフ+永久カレンダー+ミニッツ・リピータなどのように、複雑時計の機構を幾つも搭載しているものを特に、超複雑時計(グランド・コンプリケーション(英)、グラン・コンプリカシオン(仏))などと呼んでいます。
 天文学的に高価でなかなかお目にかかれませんが、もし見ることがあれば、目の保養になること間違いなしです。
 (写真はグランド・コンプリケーション・ウォッチのひとつ、IWC ダ・ヴィンチのトォールビヨン。
 クロノグラフ、永久カレンダーと月齢表示、トォールビヨン機能を搭載している。
 このモデルは20本の限定品)
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by ex_kazaguruma | 2003-10-13 10:00 | 時計 | Comments(0)