虹色のかざぐるま windmuehle.exblog.jp

思いつくことを思いついたときに。心のかざぐるまをまわそう。


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カテゴリ:旅行( 13 )

 2012-08-20の記事、旅行を楽しむヒント集の続きです。
 旅をより快適にするために行う、ほんの少しの工夫。
 そのほんの少しのことが、スマートな旅のカギになりますよ。

◆目的を詰め込み過ぎない
 以前の記事で「奈良の七大寺社を一日で巡る旅」なんてムチャを書いている私が言っても説得力に欠けますが、大切なことです。
 ツアー利用ではなく自力で計画するとき、限られた時間で名所や話題の場所をたくさん回ろうとして詰め込む傾向が強くなりますが、楽しい旅にするためにも目的は限定した方がいいです。本当に見たいもの、行ってみたい場所を厳選しましょう。
 時間に追われて旅をするなんて、本末転倒ですよ。

◆旅程を延ばすより分割する
 ある旅先を決めて、見たいもの、行ってみたい場所が決まったとしましょう。
 その結果、現在の旅程ではどうしても収まらなくなってしまったとしたら、旅程を延ばすよりも次の機会に譲るという方法もあります。
 例えば奈良旅行を計画して、一日目は奈良公園近辺を、二日目は西ノ京を回ろうとします。ここで斑鳩まで回ろうとすると(可能であるのですが)疲れる旅になってしまう可能性が高いです。よって斑鳩は次の機会にするということですね。
 旅はそれなりに疲れますから、より疲労が残らない計画を立てるほうがいいですよ。

◆区切りのいい時間に動き出さない
 あなたが朝にホテルを出発する場合、7:00、7:30、8:00というような「区切りのいい時間」に動き出す計画を立てるのではありませんか?同じような考えを持つ人は多く、どうしても区切りのいい時間には人が一度に動き出す傾向があり、ホテルのロビーやフロントも人が多くなります。
 もしバスや電車の時間が許すのであれば、区切りのいい時間を少し過ぎた頃を初動時間にすることをお勧めします。自分はいつも+10分を目安にしています。

◆午前、午後、夜でそれぞれイベントを決める
 これはその時間帯を使う目的を明確にして、そのイベントを軸に計画を立てやすくするためなんです。例えば、ある一日の軸となるイベントを次のように決めます。
午前:○○○博物館の特別展を拝観
午後:○○○寺の特別開扉イベントを拝観
夜 :名物△△△を食べに和食処○○○へ行く
ここに挙げたイベントは各時間帯で優先順位の最も高いものですから、これから計画を肉付けしていくとやりやすいですね。

◆旅先の観光情報センターを利用する
 旅慣れた人でもあまりしていないのが、旅先の観光情報センターの利用です。
 交通会社やお役所には観光情報を扱う窓口が必ずあるはずですので、これを利用しない手はありません。何しろ現地住まいの方が電話の向こうにいるのですから、タイムリーな生の情報を取得することができます。
 特に渋滞情報や通行止め、祭りなどの交通規制情報など、インターネットで時間をかけてちまちま検索しているより、電話を一本入れたほうがよほど正確な情報が得られます。

◆時計は秒針付きの正確なものを
 日頃、自動巻きの腕時計をしている私ですが、旅には秒針付きの電波時計を着けていきます。何しろ正確なので公共交通を利用する場合には大いに役立ちます。
 最近は公共交通機関も秒単位に正確な時計で運用されているので、規定時間を10秒過ぎたために本数の少ないバスに乗り損ねた、なんて笑えない事態が発生します(少なくとも名古屋市交通局ではそのようです)。
 自分はこの時計によって何度も乗り損ねを回避できました。

少しの工夫が旅をスマートにします。
ではみなさま、よい旅を!
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by ex_kazaguruma | 2013-10-14 15:00 | 旅行 | Comments(0)
 奈良の七大寺社の中にはとても短時間では全部を回りきれない巨刹も含まれていますので、さらにポイントを絞って拝観する建物(お堂)を以下のように限定したいと思います。
 拝観に必要な時間は最低限レベルですが、私の経験に基づいていますのでさほど非現実的な時間(さっとお参りだけ済ませて帰るとか)ではありません。

(1)東大寺
 大仏殿(金堂)を拝観します。所要時間は30分ほどだと思います。

(2)法隆寺
 全伽藍(西院伽藍、大宝蔵院、東院伽藍)を拝観します。大宝蔵院に収蔵されている宝物や仏様をじっくりと拝観することは難しいかもしれませんが、所要時間は60分ほどだと思います。

(3) 興福寺
 国宝館を拝観します。こちらも仏様に見入ってしまうと時間がいくらあっても足りませんが、一通り拝観するのであれば30分ほどあれば大丈夫だと思います。

(4) 春日大社
 本殿を参拝します。ここもその気になればいくらでも、という巨大神社ですが、朱塗りの社殿をひととおり見てお参りを済ませるなら30分ほどあれば大丈夫でしょう。

(5) 元興寺
 極楽坊本堂と宝物殿を拝観します。もともとはならまちのすべてを飲み込むほどの巨刹でしたが、現在はこじんまりした佇まいを見せています。所要時間は30分ほどあれば大丈夫だと思います。

(6) 薬師寺
 想定期日を9月後半にしたのは、「東塔水煙 降臨展」という特別展があるからなんです(^^ゞ
 白鳳伽藍と特別展で60分ほど見ています。(白鳳伽藍だけなら30分ほどでしょう)

(7) 唐招提寺
 ここもたくさんの仏様がいらっしゃいますが、今回は金堂を拝観します。所要時間は30分ほどです。平成の大修理でよみがえった天平の甍は必見です。

 これらの七大寺社を一日で巡る旅程は本当に可能なのか。
 時刻表ともにらめっこして検討します!

さて、その結果は!?
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by ex_kazaguruma | 2013-09-02 13:00 | 旅行 | Comments(2)
 私は年間に何度も奈良旅行する「奈良リピーター」です。
 私に限らず、特定の旅先へ何度も通い詰めるリピーターさんだと、あまりガツガツ詰め込んだ旅程を組まないと思いますが、ここでちょっと初心に帰るという意味も含めて、自分なりの『奈良の七大寺社を一日で巡る旅』という旅程を考えてみたいと思います。
 旅程の条件は以下の通りです。

1.利用する交通機関は公共交通機関と徒歩のみに限定します。当然タクシーも使いません。
2.自分なりに検証してみたい向きもあるので、実行想定期日は9月21日または28日の土曜日とします。
3.七大寺社の候補は以下とします。
  (1) 東大寺
  (2) 法隆寺
  (3) 興福寺
  (4) 春日大社
  (5) 元興寺
  (6) 薬師寺
  (7) 唐招提寺
4.出発地は名古屋とします。

さて本当に回れますか、ちょっと検討してみましょう。
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by ex_kazaguruma | 2013-09-02 10:00 | 旅行 | Comments(0)
ゴールデンウィークの真っ只中、4月30日にまたまた奈良へ行ってきました。
この時期はいつも「桜」が気になります。
山地でもないのに、こんな時期に桜ですって。
そう、桜の中では最も遅咲きのナラノヤエザクラです。
奈良公園にはたくさんの桜が植わっていますが、例年、ナラノヤエザクラはこの時期まで花を付けてくれています。
薫風を感じながら、散り始めた桜の花びらのじゅうたんの道を進む。
何とも贅沢な旅のひとときです。

写真は東大寺 転害門(てがいもん)を入ったところの桜。
散りはじめでしたが、十分に綺麗でした。


d0124362_9321522.jpg 桜の道から転害門を臨む。中学生の通学路になっているらしい。

d0124362_9323911.jpg今年の四月末は散り始め~落花盛んという感じだった。

d0124362_9325111.jpgやはり八重咲きは美しく華やかだ。
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by ex_kazaguruma | 2013-05-18 09:30 | 旅行 | Comments(6)

旅行を楽しむヒント集

 私は奈良が大好きで、ここ10年間でおそらく50回以上は行っています。
 奈良では単に寺社巡りだけでなく、さまざまな目的を持って旅行を楽しんでいます。
 ここではその経験から得た旅を楽しむための「旅行のヒント」を、備忘録を兼ねてメモってみたいと思います。

◆汗の季節は濃い色のシャツを着ない
 ウォーキングをしたときに限らず、たくさん汗をかく季節はアンダーウェアのみならずシャツにも汗がしみ出します。
 それも多量になると乾いたときに塩を吹いたようなあとが残りますが、色の濃いものでは目立ちますね。すぐに洗濯できないような旅先では、明るい色のシャツを着ることをおススメします。白系の入ったチェックなどの柄物だとより目立ちにくいですよ。

◆日焼け対策が疲労対策
 日焼けをすると疲れますので、帽子、サングラス、日焼け止めクリームなどを積極的に活用して、できる限り日焼けしないようにします。これは女性はもちろん男性にも強くおススメします。
 日傘を持つなら晴雨兼用タイプがおススメですが、晴れているときは手ぶらで散策できるほうが疲れにくいと思いますよ。

◆シャツは襟付きの長袖にする
 私はよほどのことがない限り夏場でもTシャツ一枚で出かけることはなく、必ず襟付きの長袖シャツを着て出かけます。襟付きの長袖シャツは、日焼け・虫・草木・温度などいろいろな事柄への対策が立てやすいからですね。季節によっては半袖シャツも持って行くことがありますが、あくまで夜の街場用です。

◆ボトムは厚手の長ズボンで
 ズボンやパンツはデニムなどの厚手のものがいいです。街場限定ならそれ以外でもいいですが、神社巡りすると林や森が近くにあるので、虫や草木などへの対策ですね。山道を歩く際はヘビなども出るかもしれません。
 私はブルージーンズ一本やりですが、夏場に暑い以外は特に不都合がありません。夏場はチノパンなんかでもいいと思います。

◆タオルよりバンダナや和手拭いを
 タオルは使いやすいですが厚くてかさばるし乾きにくいのが難点です。男性なら「腰タオル」でも何とかなりますが、女性はちょっとね。そこでハンカチよりも大き目で気持ち厚手のバンダナを使います。これなら2枚持ちしてもタオルよりかさばりません。私はというと、和手拭い(奈良はさらしが名産)を常備しています。これもバンダナと同様に軽くて乾きやすいんです。

◆雨天時の計画を立てておく
 週間天気予報では多少の雨の可能性があったにせよ良い天気を期待していたのに・・・、朝目覚めてみると雨が・・・。
 旅行期間中の詳細な天気予報のチェックは必須ですが、このように避けられない天気の変化に慌てないように、雨天時用の計画を立てておきましょう。雨が降って急に予定変更したためにつまらない旅になった、なんてことにならないように事前準備をしておきます。
 晴雨どちらでも楽しめる旅にできるようにしましょう。

◆部屋着を持って行く
 余裕があったらでいいのですが、普段使っている部屋着があれば持って行くと宿泊先でリラックスできます。ホテルなどで浴衣などが用意されているところもありますが、ロビーまでは出られないことが普通ですし、「すぐ近くのコンビニまでちょっと買い物」というときも部屋着を着ていると困りません。

◆デイパックは宿泊先まで
 私は普段から20~25リットル程度のデイパックを愛用していてそのまま旅先にも持ち出していますが、デイパックの基本はA地点からB地点までの荷物を運ぶことにあって、途中で頻繁に物を出し入れする用途に向いていません。旅先で頻繁に出し入れするものとしては、カメラや地図、財布、スマートフォンや携帯電話などがあるのですが、これらはデイパックに入れずにまとめてショルダーバッグやウェストバッグ、ポケットのたくさん付いた旅行用のベスト(フィッシングベストも使えそう)に収めるといいですね。

◆パソコンは要らない
 宿泊先の条件や旅の目的などによって違いますが、私は奈良旅行に限りノートパソコンを持ち出すことはあります。が、一般にはまったくおススメはしません。
 最近では宿泊施設でネット接続PCが確保できる場合も多いですし、何よりも「ワレモノ扱いの荷物」が確実に増えます。また、自分はネット接続をWiMaxに頼っているのですが、田舎に行くとつながらないことも多々あり、スマートフォンや携帯など3G回線でネットに接続できるのであれば、むしろそちらを頼りにしたほうが賢明だと思います。
 写真整理のために持ち出す人もいらっしゃいますが、旅先でわざわざ写真などの整理に貴重な時間を使うのはもったいないと思います。

 ちょっとした工夫をするだけで、旅が楽しくなります。
 みなさんもどうか良い旅を楽しんで下さいね。
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by ex_kazaguruma | 2012-09-16 10:00 | 旅行 | Comments(0)
 去る6月1日~2日に奈良の薬師寺で、国宝薬師寺東塔保存修理現場見学会が催されました。
 見学会は、9:00~10:30、10:30~12:00、13:00~14:30、14:30~16:00、16:00~17:30の1日5回。2日間で計10回催されました。
 この見学会への参加は、事前に往復はがきで申し込まなければなりませんが、2日間で1,000名となっているため、その人数を超える申込みがあった場合は抽選という決まりになっていました。
 実際は予定をはるかに超える4,000名以上の申し込みがあったそうで、早々に抽選となってしまったようです。私は運よく2日目の最終会(16:00~のコース)に当選いたしました。

 見学箇所は、二層裳階(もこし)部分と三層身舎(もや)の部分で、三層身舎の部分では相輪(そうりん)を望むことができます。
 いつも下から見上げていた東塔がまさに同じ目の高さにある。
 接近することすらできぬ東塔の上層部を間近で見ることができる興奮。
 しかしそんな憧れの東塔の実態は、とても喜ばしい状態ではありませんでした。
 薬師寺東塔は長年の風雪にさらされた結果、各所に大きな傷みが蔓延しています。特に塔の中心を貫く心柱の傷みは深刻で、X線調査では基部に人一人が入れるほどの空洞ができていて、周りの厚みが4cmほどしかない箇所もあるということでした。

 ではいったい今の東塔をどのようにするのか。
 それはこれからの調査の結果で分らないそうです。基本的に使える部品は使っていくそうですが、やはり1,200年以上前の建材ですから、キッチリ調べて分析していかなければならないそうなのですね。
 塔の頂点に鎮座する、24体の天女が透かし彫りされた優美な水煙(すいえん)も今はオリジナルのものが乗っていますが、その傷み具合を鑑みてレプリカを乗せるかもしれないということでした。
(現在、レプリカは地上に飾られています)

 薬師寺の塔は、他の塔にはない優美さと独特のリズムを持ち合わせています。
 解体修理工事の終わる平成30年まであの秀麗な姿を見ることはかないませんが、現代建築技術の粋を集めて、この世界一美しい塔を再生していただきたいと切に願っています。
 それとともに、建築関係のスタッフに事故が起きないことを願って止みません。

二層裳階部分の組物。
d0124362_232026.jpg 近くで見るとやはり傷みが激しい。










心柱。
d0124362_10184977.jpg 今回の解体修理の問題点の一つである。
 外側からは分らないが、基部から4mほどの高さまで円錐型の大きな空洞ができている。
 最下部には人が入れるほどの大きさであることが判っている。







最上階の屋根。
d0124362_2361185.jpg 通常は絶対に見ることのできないアングル。








相輪。
d0124362_2374381.jpg 現在はオリジナルの水煙が乗っているが、調査結果次第ではレプリカを揚げる可能性もあるという。
 解体に向けての法要のために、五色の結縁縷(けちえんる)が取り付けられていた。
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by ex_kazaguruma | 2012-07-01 23:12 | 旅行 | Comments(2)

奈良公園さんぽ

 私は無類の奈良好きで、年に8~10回ほど訪れています。
 そんな私でさえいつ行っても飽きない広大な公園、奈良公園のさんぽについてちょっと語ってみましょう。

 奈良公園は、興福寺、東大寺、春日大社など巨刹の境内が融合した都市公園で、奈良市の中心部に横たわるように、東西に約4Km、南北に約2Kmの範囲に広がっています。

 こんな奈良公園をさんぽするのに、私はこんな工夫をしています。

◆気温が30℃を大きく超える夏場は行かない
 奈良公園には野生の鹿がたくさんいます。ということは糞もたくさん落ちているので、やっぱり気温が高いと臭います。特に雨上がりはまったくおススメしません。

◆溝の深いソール(靴底)の靴を履いて行かない
 これも鹿つながりです。
 トレッキングシューズなど、彫りの深いソールの靴を履いていくと、どうしても「おみやげ」が靴底に挟まりますので、できれば普通のスニーカーの方がいいです。ただし、バスケットシューズのように平らな靴底のものもおススメしません。奈良公園は芝生が多いので滑って転んだりすると、危険なばかりか・・・お分かりですよね。

◆小銭を多めに用意する
 奈良公園にはたくさんの寺社・仏閣があって、お参りするとお賽銭用の小銭が入用になります。また、奈良公園内の売店を利用するときもやっぱり小銭が便利。鹿せんべいの売り場でも基本的に小銭が必要です(鹿せんべいは2011年現在、一組10枚で150円です)。
 歩き疲れてバスに乗るときも、やっぱり小銭があると便利です。

◆サブバッグを利用する
 奈良公園をさんぽする場合、メインの荷物は近鉄奈良駅などのコインロッカーに預けて、350mlほどのペットボトルが収納できるサブバッグを利用すると便利です。このバッグはデイパックタイプでもいいのですが、どうしても財布やチケットなど中身を出し入れする機会が多くなるので、個人的にはショルダータイプやウェストバッグがおススメです。

◆小型の懐中電灯を用意する
 奈良公園を散策した帰り道が日没後以降の時刻になるようなら、小型のLED懐中電灯があるといいです。特に晩秋から冬場は、午後5:30を過ぎると真っ暗になってしまいますので注意して下さい。

◆春秋は寒暖に対応できる上着を用意する
 奈良公園はたくさんの木が植わっている上に東側には春日大社の原生林もあるため、春秋には夕方から夜にかけて気温が一気に下がることがあります。薄手のフリースのブルゾンやベストなどがあると助かります。

 自分が気にかけていることをいくつか書いてみましたが、いかがです。
 野生の鹿がいる都市公園でのおさんぽ、楽しんでみて下さいね。
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by ex_kazaguruma | 2011-11-08 00:38 | 旅行 | Comments(3)

キトラ古墳

 奈良県明日香村の南、小高い丘陵地の一角に小さな円墳がある。キトラ古墳である。
 高松塚古墳とならんで、石室内に四獣神画が見つかったことで有名になった。
 現在、壁画の剥ぎ取り・保存作業のための建屋が建設されていて本来の外観を見ることはできない。
 文化財保護の観点からすれば致し方ないが、さらにこのあたりを飛鳥歴史公園の一地区(キトラ古墳周辺地区)として整備しているということを聞いて、ちょっと寂しい気持ちになってしまった。
 キトラ古墳の周辺は観光などとは無縁の農村地帯で、古墳からすぐのところに民家なども点在している。
 他の地区(飛鳥歴史公園は石舞台地区、高松塚周辺地区など複数の地区で構成されていて、それぞれに整備されている)の様子を見ると、明らかに昔の風情は失われている。
 キトラ古墳の埋葬者は、ここが整備された公園などになることを望んではいまい。
 文化財保護のための作業が終わったら、そっともとのままにしておけないのだろうか。
 平城宮跡の項でも書いたが、どうやらここにも「本来の意味を理解していない国の姿」が垣間見られる。
写真は保存作業が進むキトラ古墳。本来の墳丘はこの建屋(看板には「キトラ古墳仮説保護覆屋」と書いてある)のすぐ裏にある)
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by ex_kazaguruma | 2007-09-22 09:26 | 旅行 | Comments(0)

奈良の定宿

 私はかなり頻繁に奈良を訪れる、いわゆる奈良フリークである。
 ただ一般の旅行者とは違い、仏像や寺院を見る目的が特に強いわけではない。
 それが証拠に、ここ数年でおそらくは20回以上訪れているが、見ていない仏閣や観光スポットは山のようにある。

 「何をしにそんなに奈良へ行くの?」

 よく言われる言葉であるが、私は同じ言葉を返す。

 「見に行くんじゃないよ。感じに行くんだ、奈良をね。

 そんな私が奈良市内に泊まる時は、おおむね同じ宿だ。
 それは、ホテルサンルート奈良である。
 普通のビジネスホテルだが、禁煙室/喫煙室がフロアーごとに決められていて、廊下に出たとたんに悪臭に襲われる心配がないのだ。(現在、2Fと4Fが禁煙フロアーとなっている)
 しかも私の楽しみは、ここの朝食である。
 サンルート奈良には「おばな」という和食レストランがある。
 ここの朝食はバイキング形式で、和食・洋食両方が揃えられている。
 さらに奈良の名物である奈良漬や茶粥、それに私の大好物、飛鳥鍋の煮物も用意されている。
 楽天サイトなどで予約するとおおむね朝食付きは¥1,000増しだが、朝食をコンビニのおにぎりやサンドイッチなどで済ませるくらいなら、絶対にこちらをお勧めする。
 もちろん禁煙なので、悪臭に悩まされる心配は皆無である。
 最近、無料のLANが設置された客室もあるので、便利さがアップしている。
 奈良公園や興福寺、猿沢の池にも近く、観光拠点としてもおススメである。

 写真はサンルート奈良の玄関前付近から興福寺の五重塔を見たもの。
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by ex_kazaguruma | 2007-09-17 23:59 | 旅行 | Comments(0)

ああ野麦峠

 先日、居酒屋で飲み友達としゃべっていたところ、何となくおソバの話になりました。
 で、木曽福島にある「くるまや」っていう店のソバが美味いとかといった話で盛り上がっていました。(くるまやは木曽福島では知らぬ人はないほどの有名店)
 しばらく続けるうちに野麦峠の話になって、女工さんに話が及びました。

 どうやら彼は野麦峠辺りの地理にも詳しいらしく、あのノンフィクション小説(というよりルポルタージュ。後に映画化)の「ああ野麦峠」の主人公である、みねさんの写真が飾ってあるという資料館があるといっていました。
 恥ずかしながら私は、この小説がノンフィクションであることを知ってはいましたが、実際のモデルがいたということを知りませんでした。
 そして逃げ出した工女をかばう(隠す)ために、峠の小屋にはいくつかの隠し扉が作ってあるとも教えてくれました。

 もちろん、現在のように洋服ではなく、恐らくは粗末な和服に足袋、わらじといった装束で冬の山岳路を越えるのですから、尋常ではありません。
 襦袢の裾は凍って、恐らくは刃物のようになり彼女らの足を傷つけたでしょうし、凍傷にかかったものも多かったでしょう。
 相当に劣悪な労働環境で、自殺するものや逃げ出すものもいたそうです。
 運良く逃げ出しても、工場の監視員に捕まるか(まるで強制収容所だ!)、野犬や狼などの餌食なった人、山深く足場も悪い山岳地帯を越えなければならないので、滑落や転落した人もいたことでしょう。
(それでも当時の工女さんは、“家業を手伝うよりは楽”と答えているあたりが、さらに胸をえぐる…)

 お酒の席での話なんですが、何か胸の中にやるせない思いがしこりのように残った居酒屋談義でした。
 いつか、その資料館を実際に訪れてみたいと思います。
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by ex_kazaguruma | 2003-11-13 10:00 | 旅行 | Comments(0)