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戦車のルーツ

 万人向けの真面目な話題が多かったので、ちょっとマニアックな話をしましょう。
 戦車についてです。
 今、日本の自衛隊に配備されている戦車は2種類あります。
 ひとつは74(ななよん)式。これは旧式ね(笑)。
 もうひとつは、90(きゅうまる)式。これは世界に誇れる最新式!
 今じゃ各国、こんなに進んだ機能を盛り込んだ戦車を持っているけど、そもそもこの戦車は何のために作ったんだろう?

 戦車のルーツは、実に今から80年以上前の1915年にさかのぼるんだよ。
 この頃、第1次世界大戦が始まっていたんだけど、この戦争では歩兵によるいわば塹壕(ざんごう)戦という戦法が広がったため、各地で戦線が膠着(こうちゃく)状態に陥っていた。
 塹壕ってのは、溝や穴を掘って、そこに歩兵が身を潜めるもの。
 これを連合軍・枢機軍ともにやっちゃったものだから、一進一退の攻防が延々と続いて、ケリがつかなくなっちゃったんだね。

 そこでイギリスの何とかっていう陸軍の偉いさんが、現場で働いていたあるアメリカ製のトラクターを見たときに、ひらめいたらしい。
 これをうまく使えば、塹壕を突き破って、戦線を突破できるんじゃないか…と。
 戦車のルーツはこうして作られた。
 戦車はもともと塹壕の突破(つまり無力化)を目的にしたものだから、超壕(ちょうごう)能力(どれだけの長さの溝を超えられるか)と超提(ちょうてい)能力(どれだけの高さのものを乗り越えられるか)が、重要な性能ファクターだったんだ。

 この頃の戦車を見ると、形こそ変な形をしてるけど、確かにこの2つの能力は高そうな気がする。
 また、戦車が出現した当時は、この怪物に対してほとんど攻撃する手段がなかっただろうから、戦線を突破する能力は高かったんだろうね。
 でもスピードはまったく出なかった。5~6km/hだったっていうから、人が歩く速度に毛の生えたようなもの。
 重さも軽くはなかっただろうから、故障も多かったんだろうね。
 戦車が「陸戦の王者」といわれるには、まだまだたくさんの紆余曲折が待ち構えている。
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by ex_kazaguruma | 2003-09-06 10:00 | ミリタリー | Comments(0)