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CASIO OVERLAND ソーラー電波時計 OVW-110DJ-1AJF レビュー

 私は今まで、価格帯としてはおおよそ¥50,000 程度の腕時計を多く使用していました。一部¥200,000を超えるものもある一方で、¥10,000以下の廉価なALBAやG-Shock、その他Timexなどのピンレバーウォッチなども幅広く使用経験ありというところです。いくつかある時計にはやはり傷んでくるものもあり、修理にけっこうなお金がかかるものもあります。

 一ヶ月ほど前、カジュアル用に使っていた20年も前のセイコーの修理もそんな感じでしたので、それなら新調しようとカシオのソーラー電波時計を買ってみました。表題がその品番なんですが、カシオのHPを見ると定価は税込み¥22,050。ネットではサイトや時期によって変動があるものの、おおよそ¥10,000 以下で購入できる商品です。
 使用して一ヶ月ほどになりましたので、以下、各要素に渡って自分なりのレビューをしてみたいと思います。

◆機能・性能
 三針、10気圧防水、標準電波同期、ソーラーセルによる発電方式。
 このあたりはカシオのHPをご覧下さい。

◆重さ
 122gとメタルブレスなのでやや重めなのは仕方ないですが、大き目の時計を使ってきた方ならさほど気にならないかと思います。厚みもこの手の時計の中では薄型だと思います。

◆ダイアル
 デザインは好みがあるでしょうが、黒いダイアルに大きく白いインデクスで太いハンズ(針)とともに非常に見やすいです。明るい蓄光塗料が塗布してあるので、部屋の明かりを消してもしばらくは大丈夫でしょう。
 屋内・屋外ともに見やすいです。
 なお運針は、秒針が1秒ステップ運針。分針は10秒ごとのステップ運針です。

◆風防
 普通のミネラルガラスですが、カーブガラスですので直射日光の下でも比較的見やすいですね。ただサファイアガラスと違って傷が付きやすいので、そのあたりは注意が必要ですし、必要なら何らかの保護策を講じたほうがいいです。
 自分は携帯電話用の液晶保護フィルムを丸くカットして貼ってます。

◆ベゼル
 樹脂製で、ダイバーのように回転しない固定式のベゼルです。
 ここには傷が付きやすいので注意が必要です。
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◆ブレス(ベルト)
 片側三つ折れで横からプッシュしてリリースする方式のステンレス製です。
 通常、美錠にバネ棒を止める箇所が3~4箇所あって、ひとコマ以下分の微調整ができるようになっているのですが、この時計は2箇所のみ。これだとコマを足すとバネ棒を一つ詰めても緩かったり、逆にコマを外すとバネ棒を一つ外へ離してもキツかったりと、合わなくなる人が出る可能性が高いです。
 少なくともバネ棒の止める箇所はあと2箇所(計4箇所)程度は欲しいところです。
 この美錠も滑らかさに欠けるので、服に引っかかるようなことがあります。
 合わない人は思い切ってベルトを交換してしまうのも手でしょう。バンビなどの専門メーカー品なら安くてもいいものがありますし、皮やクロスのベルトにすれば重量がいきなり半分程度になると思います。
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◆ケース
 オールステンレスで、ブレスとともに非常に細かな梨地仕上げになっていてマットな感じです。全体はグレー調の色あい。
 バック(裏蓋)はスクリュー式ではなく4本のビス止め。2つあるボタンも内部的にパッキンで保護しているだけのようですから、普通の日常生活防水が若干強化された程度と考えるほうがいいです。
 ちなみに私はスクリューロックのリューズやボタン、そしてスクリューバックを備えてない時計の防水性能はすべて日常生活防水程度と思っています。
 またケースもブレスレットも仕上げが雑です。美錠を止める際、この手のものは少しの力で押すだけで「カチッ」といい音がして止まるのですが、この時計はかなり渋い(固い)ですね。おそらくこのあたりの工作精度が出ていないせいだと思います。
 ケースも滑らかな仕上がりは見るべくもなく、指先でケースをさわると角の部分などはちょっと引っかかる感じすらします。またベルトもコマ同士の遊びが多い感じで、安物感があります。
 このケースやブレスレットは傷が付きやすいです。表面が柔らかいのでしょうね。
 仕事などでハードに使う人は覚悟しておいたほうがいいです。
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◆メンテナンス
 実は電池交換が必要です。
 カシオのソーラー時計は中に蓄電用の二次バッテリーと呼ばれるリチウム電池を持っていて、この電池の寿命がおおよそ5~6年程度だそうです。
 キャリバー(機械部)のメンテナンスも5~6年に一度くらいはしたほうがいいでしょう。
 ソーラー電波時計ということでメンテナンスフリーのように思うかもしれませんが、そんなことはなく、通常のクォーツ時計と同じですね。メンテナンスフリーなのは時刻合わせだけです(この機種は国内のみ同期)。

◆総評
 やや重いと感じる向きがあろうかと思いますが、機能的には必要十分な時計だと思います。ただベルトなど安っぽいのは仕方ないとしても、その仕上げが想像していたよりもずっと雑ですね。とても定価の価値は見出せないと思いました。¥10,000以下の売価なら、まぁ納得できるかな、という感じです。
 機能・性能で割り切れる人で、ダイアルの見やすい時計をお探しなら、この時計(もしくはこのシリーズ)はおススメできます。が、私のように中堅クラス(¥50,000~¥100,000程度)の時計の代わりにしようとされている方には、決しておススメしません。
 できれば現在ある時計を修理・オーバーホールして使い続けられるほうが賢明だと思います。
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by ex_kazaguruma | 2011-10-29 11:08 | 時計 | Comments(0)